●5● JISSEN NEWS 2008.春 No.159
丸亀うちわ:江戸初期に金刀比羅参りの土産物として始まり、京極藩が武士の内職に奨励したこともあり、丸亀の代表的な地場産業として発展を続けました。現在の生産量は年間約8千万本、全国シェアの90%を誇り、平成95月、国の伝統的工芸品に指定されました。クーラーや扇風機の普及など生活様式の変化とともに、うちわの需要は最盛期に比べて減少しています。しかし風情あふれる丸亀うちわは、日本の夏に欠かせない風物詩として、根強い人気を保っており、末永く後世に伝えていきたい珠玉の伝統工芸です。
うちわづくり体験:江戸初期に金刀比羅参りの土産物として始まり、洞爺湖サミットでも披露・配布された丸亀の伝統的工芸品の「丸亀うちわ」、実際に職人が竹うちわを製作しているところを間近で見ながら、竹の骨にオリジナルの紙を張り合わせ、乾燥の後型抜きし、へり紙・みみ紙をつけ完成させます。