2004.春No.143 号の紙面から

□新理事あいさつ ●1
■各地でポリテックビジョンが開催される! ●2
□業務担当理事会/第13回理事会報告 ●3
■各系幹事会報告/各種連絡/ Web編集後記 ●4
  春
  2004
No.143



実践教育訓練研究協会理事就任のごあいさつ

実践教育訓練研究協会  理事
松下電器工科短期大学校 校長
清水 剛

 この度、当協会の理事に就任させて頂きました松下電器工科短期大学校の清水でございます。
当協会の研究および諸活動に対して、微力ながら少しでもお役に立てればと思っています。よろしくお願い申し上げます。さて、皆様へのごあいさつと併せてこの機会に、弊社のモノづくり系社員に対する人材育成の体系及び活動について、ご紹介をさせて頂きます。弊社の人材育成に対する考え方は、「松下幸之助」創業者の「企業経営の要諦は人づくりにあり」との信念に基づき、技術革新に対処しうる、真の実力を身に付けた国家社会有用の産業人を育成することであります。この考え方は、昭和35年4月に設立された松下電器工学院の設立趣意書(告辞文)に明記されています。以来今日まで、基本の考え方は変わっていませんが、具体的な研修の内容は、時代の変化に対応して改善を重ねてきています。

現在の研修体系は、主に4つのカテゴリーに分けて実践しています。
T:学校教育 松下電器工科短期大学校(高等学校卒業生/2年制)
松下電器ものづくりシステム技術科(高専卒業生/2年制)
松下電器材料・プロセス技術科(高専卒業生/2年制)
大卒新入社員モノづくり研修、育成スクール(大卒新入社員)
U:課題解決型教育 生産革新幹部研修、SCM研修、リーダー研修、セル生産実践、
デジタルモノづくり研修、3D―CAD/CAM研修、自主研究会ほか
V:職能教育 品質管理基礎コース、VE実践セミナー、OSHMS研修、資材TL研修
転入者研修、環境監査員養成セミナー
W:技能強化 国家技能検定、社内技能検定、社内認定(QC、IE、PC)、
モノづくり競技大会、技能向上訓練
 今後、市場環境や経営課題の変化に伴って、教育研修内容は、変更,改善,革新していかねばならないと考えています。例えば、テクノロジスト化やチェンジ・リーダーを目指した実践研修、さらに高度な技術レベルをめざした研修などの導入検討をしています。

2003/12/22 原稿受理