●3● JISSEN NEWS 2005.夏 No.148

 上田市の観光名所としては、以下の施設、場所があります。(施設は、水曜定休が多いです)
  上田藩主屋形跡(上田高校正門)駅より徒歩10分
  上田城跡公園(上田城)駅より徒歩12分
  上田市立博物館(上田城跡公園内)歴代城主の甲冑、上田藩関係資料展示。8:30〜17:00
  池波正太郎真田太平記館 上田駅より徒歩約10分
  上田市旧宣教師館(上田リサーチパーク内)10:00〜17:00
  戦没画学生慰霊美術館(無言館)上田交通別所線塩田町駅からシャトルバス
  海野宿、和田宿などの町並み
  別所温泉、丸子温泉郷などの温泉
  菅平高原、湯の丸高原などの高原



 2005(平成17)年5月10日に上田東急インにおいて、平成17年度 長野県工科短期大学校教育研究振興会 通常総会 講演会が行われ、西 嶢祐先生のご講演「削り屋の源点強化」を聴講する機会に恵まれました。 講師の西嶢祐先生は、1949年 長野工業専門学校(現 信州大学)精密機械科を卒業されました。(株)ツガミ、本田技研工業(株)、ホンダエンジニアリング(株)、(株)アツミテックを経られまして、1988年 西技術士事務所を設立され、2000年より東京都の「東京ものづくり名工塾」塾長としてご活躍されております。ホンダ時代、ホンダグループの切削加工体質の変革運動「切削変革」に参画され、機械・工具・材料の三位一体の活動をご提唱、実践マニュアルを作成され、ホンダグループ全体に定着させた、華々しいご経歴がございます。現在は、「“現場の声”が原点、理論と現実との橋渡しが役割」と機械加工現場の行脚を続けていらっしゃいます。
 ご講演では、本田宗一郎氏との出会い、第二次大戦中にまで遡る切削加工現場での貴重なご体験、理論に裏打ちされた教訓などのお話がありました。特に、切削加工現場で日常的に陥りがちな補正作業の多用については、「なぜ補正が必要であったのか本質を追求することが第一であり、その先に真の生産性向上がある」と述べられ、「本質を掴むことで、製品に他との“差”ではなく、“質の違い”を作り込むことができる」と指摘されました。また、生産性向上の活動は現場で行うべき、すなわち「創造現場、試す人たれ」とも述べられました。さらに、「情報は現場の刃先にある、情報を知恵に、知恵を行動に」と続けられました。まさに、切削加工のみならず生産活動全体に適用しうる普遍的なお教えとして感銘を受けました。ご講演を拝聴して、まず心に浮かんだことは、“声”の溢れる大事な現場を請負業、派遣業に丸投げする現代の風潮に対する危惧でした。そのような風潮に抗うことも、学生に対して責務を果たすことに繋がるのではと考える今日この頃です。
(長野県工科短期大学校 制御技術科 竹村英孝)



 2005(平成17)7月30日(土)13:00〜 雇用・能力開発機構 生涯職業能力開発促進センター2階201A号室にて 第5回機械系 幹事会が開かれました。参加者:清水協会長、中村理事、前田理事、中嶋理事、辻前部会長、笹森事務局長、三嶋副部会長、浅野幹事、竹村幹事、鈴木幹事
議事内容
1. 部会長挨拶
2. 2005年度長野大会 総会・研究発表会に向けて
3. 専門部分科会活動報告、計画などについて
4. ジャーナル誌編集委員会報告